文章だって可能!?印鑑作成に役立つ豆知識

日本では、特に社会人になってからは、ほとんどの人が印鑑を所有していますよね。サインが基本である欧米諸国にとっては、日本の印鑑文化はとても珍しいようです。そのため、外国人観光客が日本の印鑑をお土産として買って帰ることもあります。参考元…印鑑ダイレクト|印鑑

ここでは、印鑑に関する豆知識をご紹介しますので、印鑑を作成する際の参考にしてみてください。


印鑑の歴史

私たち日本人の生活には欠かせない印鑑ですが、いったいいつ頃から使われ始めたのでしょうか。現存する日本最古の印鑑といえば、「漢委奴国王」の金印です。歴史の授業で習いますので、一度は聞いたことがあるでしょう。

福岡県の志賀島で発見されたこの金印は、中元2年(57年)に後漢の光武帝が日本の「倭奴国」に授けたものだといわれています。こんなに古くから、印鑑は存在していたんですね。印鑑はまず、政府や地方の支配者の公の印として、奈良時代頃から使われ始めました。

当時の印鑑は個人で所有できるものではなく、作成するのにも許可が必要だったそうです。現在のように個人で自由に使えるようになったのは、明治時代になってからのことです。明治6年(1873年)10月1日に太政官布告が制定されて、公式の書類には署名とともに実印を押すことが定められました。

この日を記念して、10月1日は「印章の日」と呼ばれています。このような歴史を経て、今日ある印鑑文化が定着していったのです。


印鑑の種類

個人で使用する印鑑には、実印・銀行印・認印の3種類があります。まず、実印とは、住民登録をしている自治体に印鑑登録の申請をして、受理された印鑑のことです。したがって、どんなに実印と見た目が似ていても、役所に登録をしていない印鑑は実印とは言えません。

また、印鑑登録が認められるのは、一人に付き1本のみです。

実印は、自動車や不動産の購入、遺産相続など、印鑑証明が必要とされる重要な契約に使われます。次に、銀行印は、金融機関での口座開設や金銭の出納など、財産の管理に使用する印鑑です。銀行などの金融機関に登録したものを銀行印と呼び、各金融機関に応じて異なる印鑑を登録することもできます。

「横書き」の印鑑を使用すると縁起が良いと言われており、これは「お金が縦に流れないように」という願いを込めてのことだそうです。そして、認印は、印鑑証明を必要としない軽微な書類や契約などに使う印鑑です。例えば、仕事での一般事務や、家庭での簡単な申込書などに使用します。

実印や銀行印とは違い公的な証明のない印鑑ですが、内容を承認したという意味で捺印するわけですから、相応の責任は伴います。

その他の印鑑

代表取締役・支店長・部長といった役職名の入った印鑑を「役職印」と呼びます。社内文書などに使う印鑑として、幅広く一般的に使用されているものです。また、企業名や組合などの団体名を表す印鑑を「角印」と呼びます。

丸形ではなく四角形の中に団体名が彫刻された印鑑で、いわゆる企業の認印のようなものです。登録の義務はありませんが、その企業の信用度を示す上で重要なものとも言えます。例えば、契約書や請求書、領収書などに用いられます。

さらに、アーティストが、自分の作品に捺印するのが「落款印」です。作品が完成してから、それが自身の作品であるということを証明する「しるし」として、落款印を押します。絵画をはじめ、書や手紙、魚拓など、幅広い用途に使われています。

カタカナや英語も可能!

日本に在住している外国人が、印鑑を作成することもあります。その場合は、カタカナ表記と英語表記のどちらでも選択が可能です。ただし、カタカナ表記を選ぶのなら、カタカナ名を併記して外国人登録を行ったかどうか、事前にきちんと確認しておきましょう。

カタカナ名を併記して登録していない場合、実印の登録にカタカナ表記の印鑑を使えないからです。また、カタカナ表記の印鑑は、横書きだけではなく、縦書きにも対応しています。例えば、15ミリサイズの印鑑なら、カタカナで20~25文字程度、英語であれば30~35文字程度が目安の文字数となります。

「名前のみ」の印鑑もOK!

「苗字のみ」の印鑑が一般的ですが、「名前のみ」の印鑑も公的に認められていることをご存知でしょうか?実は、実印は、フルネーム・苗字のみ・名前のみといった3パターンの登録ができるんです。特に、女性の場合は、結婚を機に苗字が変わる可能性もありますので、「名前のみ」の印鑑のほうが便利に使えるのでおすすめです。

ただし、自治体によっては、名前のみでの印鑑登録に対応していないところもありますので、事前に確認するようにしてください。ちなみに、実印だけではなく銀行印にも、「名前のみ」の印鑑は使えます。苗字が変わったからと結婚後に銀行印を変更する手間がかかりませんし、夫婦の印鑑を区別しやすいというメリットもあります。

法人用の実印は自由度が高い

法人用の実印には、印鑑のサイズに関する規定はありますが、サイズ以外の規定は特にありません。ということはつまり、英語や数字を使用しても構いませんし、絵柄を入れてもよいのです。法人印の登録は、個人に比べて比較的自由なので、企業の宣伝にも活かせるようなインパクトの強いオリジナルなものも作成できますよ。

とは言え、会社の証明印である法人印に、あまりにふざけたものを使用するのは好ましくありませんから、ある程度の節度はわきまえるべきでしょう。

『パソコンで印鑑を作成する方法』

印鑑はプレゼントにもおすすめ

赤ちゃんが生まれた友人知人へのプレゼントとして、「おなまえ印鑑」はいかがでしょうか。「名前のみ」の印鑑なら、男女問わず長く使えるので特におすすめです。大切な名前を印鑑に刻んでプレゼントする、なんとも素敵なプレゼントですよね。

外国人の友人へのプレゼントとしても、印鑑は人気があります。名前をあえて漢字に変換して、和風な雰囲気を演出するのもよいでしょう。外国人観光客向けに、カラフルな印鑑や和柄のものなど、バラエティー豊かな印鑑が用意されています。

電子印鑑が作れる無料のソフト

自分で電子印鑑が簡単に作れる無料のソフトも存在します。認印はもちろんのこと、「請求書在中」「社外秘」といった文章を印鑑にするユーザー印も作成できます。フォントを選べたり、改行の位置を変えたり、線の幅やかすれ具合を調整したりと、機能も充実しています。

有料のソフトもありますが、無料のソフトでも十分使えるので、手軽に印鑑を作成したい方にはおすすめです。